最近では「テレワーク」、「リモート〇〇」という言葉が定着してきました。金融業界など窓口業務が主体となる業種にもその言葉は普及している傾向にあります。また、通勤手当を廃止し新たにテレワーク手当を支給する企業も出てきました。そして、ある転職に関する調査によるとアンケートに回答した約半数が「テレワークの実施、もしくは制度の充実が重要」と回答しています。
地銀でも広がるテレワーク
通勤手当の代わりにテレワーク手当を設ける
求人でも「テレワーク可」が重要条件となってきている
このような状況下でインターネット回線の普及も増加傾向にあります。スマホの普及による要因もありますが、テレワークの実施をするため急遽インターネット回線を必要とする人も出てきました。特に単身赴任者は自宅ではインターネット回線を契約していても、赴任先の住まいでは契約していない人もいます。これまでは一定期間の滞在であればインターネット回線がなくても不便ではありませんでした。しかし、環境は一変しテレワークを実施するためにもインターネット回線が必要となってきています。
そして、短い期間でインターネット回線の契約をすると違約金や工事費の一括支払いなど負担が大きく、解約時の事を考えると契約することも難しい現状があります。
そこで注目されているのが、モバイルルーターやホームルーターです。しかし、仕組みであったりサービス内容について分からない事が多いと不安で契約できません。本記事は固定回線に近いホームルーターに注目して簡単に解説をします。
ホームルーター取扱各社の特徴について
ホームルーターが利用できる回線は大きく3種類あります。一つはソフトバンクのLTE回線、次にWiMAX、そして主にケーブルテレビ事業者が取扱っている地域BWAです。
ソフトバンクAir
ソフトバンクのLTE回線で代表的なホームルーターはソフトバンクAirです。ソフトバンクAirは下り速度962Mbps、データ容量無制限で使い放題という特徴が最大の売りです。また、設置する端末は分割購入またはレンタルを選択することができます。
UQ WiMAX
UQ WiMAXはソフトバンクとは違いWiMAX 2+とau 4G LTEという2種類の電波を併用します(LTEオプション料1,005円(税別)別途必要)。UQ WiMAXの特徴は筐体のサイズが他社よりもコンパクトなのにWi-Fi電波が強化されているため、通信が安定している事が特徴です。また、ソフトバンクAir同様使い放題ですが、3日間で10GBを超えた通信を行うと混雑回避のため速度が1Mbpsに制限されます。しかし制限は翌日の混雑する時間帯(18:00ころ~翌2:00ころ)を過ぎると解除されます。
CNA LTE Air
CNA LTE Airは月額利用料が毎月2,980円(税別)ととても安く利用できます。ルーターはレンタル契約のみですが、レンタル費用も含んで2,980円(税別)なので経済的な負担を抑えることができます。通信速度も下り110Mbpsなのでリモートデスクトップやビデオ会議などの基本的な用途には不便なくご利用いただけます。
また、利用期間の条件は最低6ヶ月間のみで、7ヶ月目以降はいつ解約をしても違約金が発生しません。そのため短期間で赴任された人にも安心してご利用いただけます。
秋田ケーブルテレビが提供するエリアは秋田市内の一部となりますが、阪神ケーブルエンジニアリング株式会社の地域BWAセンターに接続する地域BWA事業者47社が相互にローミングサービスを提供することによりサービスエリアが拡大し利便性が向上しています。
ホームルーターとモバイルルーターの違い
ホームルーターはインターネット環境を構築するにあたり工事が不要です。また、1つの端末でWi-Fi環境も構築できます。この点はモバイルルーターと同じではないかと感じてしまいます。ここではホームルーターとモバイルルーターの違いを解説します。
端末の大きさ
見た目ですぐに分かる違いが端末の大きさです。モバイルルーターは持ち運びがしやすいよう、コンパクトな設計になっています。そのため仕事先や旅先にも気軽に持ち運びができ、様々な場所でWi-Fi環境(インターネット環境)を作ることができます。一方、ホームルーターは屋内での使用を想定しているため筐体のサイズは大きいです。また、バッテリーが搭載されていませんので、使用できる場所はコンセントがある場所に限られます。
電波の強度について
電波の強度は筐体の大きいホームルーターの方が有利です。大きな筐体の中に強力なアンテナを搭載できるため固定回線の代替として利用可能です。また、Wi-Fiの接続可能台数もホームルーターの方が優れていますので、ホームルーターを利用するメリットになります。
CNA LTE Airはホームルーターとモバイルルーターのハイブリット
CNA LTE Airの機能は基本モバイルルーターです。しかし、通信の安定性、接続台数はモバイルルーターではなくホームルーターと同等の機能を持ちます。また月額の料金が安く、契約期間も最低6ヶ月なので気軽にご利用いただくことが可能です。
1台で屋内外の両方で使えるCNA LTE Airは、テレワークだけではなく様々なシーンで役立ちます。また、CNA LTE Airを利用されているお客様はCNAモバイルとセットで利用することで、通信費用を大幅に削減できます。インターネットを仕事中心に利用し、プライベートではSNSやネットショッピングでの利用であれば最適なサービスです。
おまけ
テレワークを行うにあたりビデオ会議を使用するシーンがあると思います。ここでは、ビデオ会議で利用されるツールでどの程度通信量が必要かまとめました。ご参考にしてください。