十和田湖の観光は自然の魅力であふれている

　十和田湖の魅力は春夏秋冬四季折々の自然を楽しむことができるところです。しかし、魅力は十和田湖だけではありません。十和田湖から流れ出る奥入瀬川も魅力的です。奥入瀬川の岩や樹木をかき分け、滝や清流を成す奥入瀬渓流は、十和田湖畔・子ノ口から焼山まで約14kmあり散策にとても最適です。
　この記事ではその魅力ある十和田湖周辺の散策エリア、歴史や伝説、グルメ、宿泊施設をまとめています。

十和田湖周辺の散策エリア

奥入瀬渓流

宇樽部周辺

休屋周辺

西湖畔

蔦沼～焼山

十和田湖周辺で味わえるグルメ

ヒメマス

　ヒメマスは十和田湖を代表する魚です。ヒメマスは紅鮭と違い海に出ず湖で一生を過ごします。「ヒメ」と名が付くほどピンクに染まった美しい身は鮭マス類で最も美味しいと評判です。十和田湖のほとんどの民宿や食事処でその味を堪能することができ、お刺身やお寿司はもちろん、塩焼きやフライでも召し上がれます。

アカシアのはちみつ

　アカシアのはちみつは秋田県小坂町の特産品です。小坂鉱山の煙害によって樹木の緑が失われましたが、明治42年から取り組んだニセアカシアの植林でよみがえりました。そして今では国内最大の群生地となっています。そのニセアカシアからとれたはちみつが「アカシアのはちみつ」です。濃厚な甘さとすっきりとした味わいが人気で「はちみつの女王」とも言われます。

稲庭うどん

　稲庭うどんは秋田の名物です。手延べ製法による干しうどんで、日本3大うどんの一つとも言われています。諸説ありまが、3大うどんで確定しているのは、香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」の二つです。残る一つははっきりしていなく長崎県の「五島うどん」、群馬県の「水沢うどん」、富山県の「氷見うどん」、愛知県の「きしめん」のいずれかになります。

せんべい汁

　せんべい汁は青森県の代表的なB級グルメです。せんべい汁専用の南部煎餅を使い、醤油ベースで煮たてた料理です。せんべい汁は煎餅以外の具材、だし汁がすいとんと同じです。小麦の練り物であるすいとんとの違いは、保存が効く小麦の煎餅を使用していているところです。また、せんべい汁の特徴はすいとんより歯ごたえが強いところです。　

十和田バラ焼き

　せんべい汁と同じく青森の名物バラ焼きも十和田湖周辺のお店でいただくことができます。
　甘辛いタレで玉ねぎと一緒に焼かれた牛バラ肉はご飯とても相性が良く箸も進みます。はじめからお皿に盛られてくる場合もありますが、目の前の鉄板で焼いていただく方がおすすめです。おすすめのお店はこちらです。

おすすめの宿泊施設

　十和田湖周辺のおすすめ宿を2ヶ所ご紹介します。どちらも特徴があり、十和田湖を楽しみながらくつろげる宿です。

山乃御振舞　とわだこ　賑山亭

　この宿は夕食でもてなされる囲炉裏を囲んだ炉端焼きがとても評判です。十和田高原ポークの「桃豚」や、活魚水槽から出されるホタテなど地元の食材による海の幸・山の幸の料理がとても好評です。

蔦温泉旅館

　この宿は平安時代創業ととても古い歴史を持っています。現在残る本館は大正時代のものです。客室はリニューアルされましたが、外観や廊下・階段などはそのまま残されており、レトロで趣あふれる雰囲気が魅力です。